idea factory from newspaper 2003 9 17

デフレ終結宣言(deflation,finis)
 デフレは、終わった。
そう思っていたが、先に言うのも、どうかと考えていたが、
本日の日経新聞の第19面「大機小機」で「デフレ終結宣言」をしている。
 もう銀行は、不良債権処理など、やめるべきである。
5年前にやれば意味があったが、今頃やっても意味がない。
そのような後ろ向きのビジネスを続けても、銀行は斜陽化するだけである。
融資をして産業を育てるのが、日本の銀行の使命である。
 日本は外国と違う。
外国で成功したものを、そのまま日本に当てはめても成功しない。
 日本には、投資家になりうる「大金持ち」も「資産家」もいない。
外国は、日本人が想像できないような「大金持ち」や「資産家」がいる。
銀行が融資をしなくても、こういう人たちが、投資家になりうる。
 日本には、こうした存在がない。
だから、銀行が融資をやめれば産業は停滞する。
日本の銀行は、外国の銀行とは、性格や使命が違う。
融資をして産業を育てるのが、日本の銀行の使命である。
 ゴルディオンの結び目が、わずかでも、解けてきている。

海外事情(foreign affairs)
 ユーロは失敗する。
もっとドイツの景気がよければ成功したが、
ユーロを支えきるほどの体力が、今のドイツにはない。
 アメリカはイラクから撤退すべきである。
巨額の駐留経費を支えるほど、財政には余裕がない。
アメリカを財政破綻させる気なのか。
 巨額の駐留経費に税金を使うなら、
景気対策に税金を使うべきである。
産業振興に税金を使うべきである。
 巨額の駐留経費など、税金をドブに捨てるようなものである。
巨額の駐留経費は、税金の無駄遣いである。
 イラク駐留を主張する者から、巨額の税金を取り立てるべきだ。
イラク駐留特別税を、イラク駐留を主張する者に課すべきである。
この特別税を国に納めてから、イラク駐留を主張できる。